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演奏のための楽譜解釈
音楽の細部構造を捉える

今回は「細部構造」をテーマに、ピッチクラスセットセオリー、セル、などなど一般にはなかなか聞く機会のない分析方法を使っての分析にもチャレンジしました。参加者の皆さんは、うーんと頭をひねりながらも思い思いの発言をしてくださり、今回も活発なセミナーとなりました。

写真4
写真5

バッハ、ブラームス、メシアン、リゲティ、
シェーンベルク、ヴァレーズの曲を聴き、
参加者同士、組になって分析に挑戦。
知っているはずの曲の思わぬ面が
あらわになりました。

演奏というものは、楽譜を分解して再構築し、
また分解して再構築し、それの繰り返しでもある
というお話もありました。
演奏に説得力を持たせるためには、やはり
「楽譜を読む」というのは非常に大事ですね。

前半は細部構造を見ていくための手段を具体例を挙げながら紹介していき、後半は曲を聴いて譜面を見ながら分析に挑戦しました。参加者の皆さんの発言に先生がさらに肉付けしてくださり、バッハのインヴェンションなどよく知っているはずの曲にも「ほんとだ!」と驚くような構造が見えてきました。また、何がどうなっているのか訳がワカラナイと嫌厭されがちな現代音楽も、実はほんの少しの素材からできているのだということも分かってきました。
作曲家がどんな仕掛けを設けているのかを見つけるために、「細部構造」を追っていく必要があるようです。楽譜の中に小さなほころび(違い)を見つけたら、そこが分析を始めるためのヒントなのかもしれませんね。
参加者の方からは、 「久々に頭を使って楽譜を読んだ気がします。このようなセミナーを息長く続けてください」「言われてみると『ああ!』と納得できることが多かった」「少人数で“参加している”という実感が持てて楽しかった」などの感想をいただきました。(暑い中お集まりいただきありがとうございました!)

内容
「演奏家としてどのように音楽づくりをしていくか」 「音楽講師としてどんな音楽づくりをしていくように導いていくか」…こういったことを考えていく上で、楽譜を読み解いていくことは必要不可欠ですね。本シリーズでは西洋音楽の楽譜の「読み方」 というものを再考していきます。
西洋音楽はよく建築物にたとえられます。
たとえば教会を想像してみましょう。大きな教会も、分解していくと、石や木などの限られた小さな素材からできていることに気づきます。実は音楽も同じで、複雑で大きな曲も、分解してみるといくつかの限られた素材からできているのです。
その仕組みを演奏に活かすことができたら、音楽がより立体的になると思いませんか?

分かりそうでワカラナイこんな楽譜も…
ドビュッシー/シリンクスより
こんなにシンプルに考えられます!