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みなさんは「ヴィオラ・ダ・ガンバ」という楽器を知っていますか?

「ヴィオラ」っていうぐらいだから弦楽器かなっていうことくらいは検討つきそうですが、「ガンバ」って?? 「♪ガンバ、ガンバ、ガンバと仲間たちー♪」とアニメソングがどうしても頭を流れてしまうという方いるでしょう。 (私もそうでした。わかる方はアニメ好きかちょっと世代が…??)

「ガンバ」とはイタリア語で「脚(あし)」のことで、ヴィオラ・ダ・ガンバ(viola=弦楽器の総称 da=前置詞 gamba=脚)は、「脚のヴィオラ」という意味です。楽器を足に挟んで演奏する弦楽器なんです。
形はチェロに似ていますが、チェロより少しふっくらと丸みをおびいて、音は少し小さくて優しい音です。 そして大きさは、小さいものはヴァイオリンくらいの大きさのものからチェロくらいの大きさのものまであります。 小さいほうから「トレブル」「テナー」「バス」と言います。
弦は6本(時代によっては7本)あり、弓で弾きます(馬の毛の方を手で持ちます)。 調弦法は、低い弦から完全4度、完全4度、長3度、完全4度、完全4度、つまり真ん中の2本の弦の間隔だけ長三度で他は完全4度です。 指板にはギターのようにフレットがついています。

ヴィオラ・ダ・ガンバは、古くルネサンス時代からバロック時代くらいまで、イタリアやドイツ、イギリスなどヨーロッパの王族や皇族のいる宮殿でよく演奏されていました。
独奏曲から、二重奏など小編成のアンサンブル、合奏曲まで幅広くレパートリーがあり、いろんな楽器の伴奏楽器としても活躍していました。 しかし18世紀くらいから、市民文化の繁栄とともなって、ヴァイオリン族がガンバ族にとってかわり演奏会の主役となっていきました。

が、現在またガンバの優しい音色がひそかなブームとなっています。 フレットがあるので習いはじめやすいのではということから、また合奏のすばらしさを初心者でも味わえるということから、自分でも演奏したいという方が増えています。 みなさんもこの機会に始めてみてはいかがでしょうか?

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