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バルトークミクロコスモス88番のプレゼン。
ピッチクラス、ジェスチャー、対立構造
マップ、黄金率などなど、セミナーを受講して
初めて知ったということを大いに
活用したプレゼン内容でした。 |
教育とは教えるのではなく
引き出すものであるというお話もありました。
もちろん、生徒が違えば指導方法も
まったく違うものになるはずだとも。
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今回は、タイトル通り「まとめ」ということで、最初にこれまで学んだことを一通り振り返った後、受講生によるプレゼンテーションが行われました。プレゼンテーションは、学んだことを使ってこそ自分のものとして身につくという先生のご意向により取り入れられたものです。 |
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指導する立場になると人前で曲の分析を発表する機会はまずありませんので、皆さん最初は戸惑いがあったようです。しかし、第4回までに学んだことを最大限に活かし、聞く人を納得させられるプレゼンを披露してくださいました。
発表者のコメント:「実際にこれまで学んだことを使って分析を試みてみると、バルトークのミクロコスモスなど、いわゆる和声で分析できない曲でも自分なりの分析ができてしまうので「自分にもできるんだ」という自信に繋がりました。今後は発見した要素をどうやってまとめていくかというのが自分の課題だと思います。」 |
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educationの語源である「educe」や「duce」が意味するように、教育というのは一方的に押し付けたり、単に形を整えるのではなく、潜在能力、生徒が本来持っている能力を引き出すために、興味の窓口となる情報を与えるものである、というお話もありました。そのためにも、指導する側は常に研鑽を積み、楽譜を読むこと一つをとっても、さまざまな引き出しを用意し、個々の生徒に合わせてそれらを使い分けていく必要があるのではないかとのことでした。 |
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本セミナーもいよいよ今回で最終回となりました。
分析というのはともすれば倦厭されがちですが、思い切って踏み込んでみると、音楽と自分をより深く結び付けてくれる強い味方なのだということが伝われば幸いです。 |